▪主食レシピ

『関西風白味噌のお雑煮』【#だし汁 #作り方】

こんにちは。料理家の神田えり子です。
ちゃんと作れる家庭料理。
 
和食中心、野菜多めの地味ごはんを日々更新しています。
お家で食べるものは、なるべく体に優しく、飽きない味に。
作る人も負担にならない。
そんなおばんざいレシピを目指しています。

 

『関西風白味噌のお雑煮』の作り方(調理時間:20分)


関西で食べられる白味噌仕立てのお雑煮です。

関西のおせちでは丸いものは「円満」を意味する縁起物です。
お雑煮にも茹でた丸餅を使用し、野菜も輪切りにすることが多いです。

白味噌は「西京味噌」を使って甘めでとろっとした仕上がりに。

『関西風白味噌のお雑煮』作り方のポイント

これだけで、関西風のだしが効いて、白味噌がとろっと甘くておいしいお雑煮ができます。

以下で作り方を詳しく説明しますね。

『関西風白味噌のお雑煮』の材料:2人分

里芋…2個(約120g)
大根…100g
金時人参…60g
だし汁(かつお昆布だし)…500ml
白味噌…大さじ4前後
丸餅…2〜4個
三つ葉…適量
柚子の皮…適量
かつおぶし…適量

『関西風白味噌のお雑煮』の作り方

1、野菜の下ごしらえ

里芋は皮をむいて2cm幅の輪切りにし、塩(分量外・少々)でもんで水で洗う。
鍋に入れてかぶるくらいの水を加え、竹串がすっと通るまで弱めの中火で7〜8分茹でる。

※詳しい『里芋の下ごしらえ』の解説はこちら


金時人参は皮をむいて5mm厚の輪切りにする。

大根は皮を厚めにむいて5mm厚の輪切りにし、丸型で抜く。

関西では、大根は細くて小さい「雑煮大根」(祝大根とも呼びます)を使って輪切りにします。
他の地域では手に入らないことが多いでのレシピは普通の大根を丸型で抜いています。

2、煮る

鍋に大根(抜いた外側の部分も)、金時人参、だし汁を入れて弱めの中火で柔らかくなるまで5分ほど煮る。

だしを効かせるのも関西風雑煮のおいしさの秘訣。
せひ、かつお昆布だしを取って使ってください。
※かつお昆布だしのとり方はこちら

大根の抜いた部分は見た目が気になれば、使用しなくてもいいです。
味噌汁やサラダなどに使ってください。

3、餅を煮る

別の鍋に丸餅、かぶるくらいの水を入れて中火で2分ほど煮て火を通す。

どろどろに仕上がらないよう、野菜とは別の鍋で煮ます。
湯に入れると中まで火が通らずに表面がやわらかくなりすぎるので、水から煮てください

4、白味噌を溶く

鍋に下茹でした里芋を湯を切って加えて2分ほど煮たら、白味噌を溶き入れる。

白味噌はボウルに入れ、鍋の中のだし汁をお玉1杯ほど加えてよく溶いてから鍋に入れるとダマになりにくいです。

5、盛り付け

お椀に茹でた丸餅、野菜と味噌を溶いたつゆを入れて盛り付ける。

お椀の底に大根を1枚(大根の抜いた外側の部分でもOK)敷き、その上にお餅をのせるとお餅がお椀の底にくっつきにくくなります。

柚子の皮、2cm幅に切った三つ葉を添え、かつおぶしを散らす。

できあがり

『関西風白味噌のお雑煮』まとめ

丸餅、丸く切った野菜で縁起良く

かつお昆布だしを使う

白味噌(西京味噌)で仕上げる

《参考》その他の「おせちレシピ」

詳しいレシピは画像をクリック

・基本の筑前煮

・しっとりおいしい『ローストビーフ』

・甘さひかえめ『栗きんとん』

・作り置きにもおすすめ『たたきごぼう』

・柚子の香りの『紅白なます』

Nadiaにもレシピを掲載中です

 

最後まで記事をご覧いただきありがとうございます♡

皆様の食卓がおいしく、安らぐ場所でありますように。

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