▪だしの取り方

だしの取り方(かつお昆布だし)【#だし汁 #出汁のひき方 #かつお昆布】

こんにちは。料理家の神田えり子です。
和食中心、野菜多めの地味ごはんを日々更新しています。
お家で食べるものは、なるべく体に優しく、飽きない味に。
作る人も負担にならない。
そんなおばんざいレシピを目指しています。
 
 

だしの取り方(かつお昆布だし)


「だしを取るってハードル高い」

自然な旨味で体にもよさそうだし、おいしいのはわかってる。

だけど、なんだか面倒に思いますよね。

便利な顆粒だしもあるので、気持ちはわかります。

それでもやっぱり、だしで作った料理は格段においしくなります。
調味料が少なくても旨味があるので満足します。

多めに取っておけば冷蔵庫で3日ほど持つので、毎日のお味噌汁や煮物にどんどん使ってくださいね!

だしの取り方(かつお昆布だし)のポイント

・昆布とかつお節は水に対してそれぞれ1%の重さを目安に(1Lの水に各10g)

・昆布は水に浸けておく(30分〜)

・昆布は沸騰させない

・かつお節は沸騰させてから入れる

・ざるにペーパーを敷いて濾す

これだけで『かつお昆布だし』が取れます。

今回のレシピはいわゆる『一番だし』で一般的にはお吸い物や茶碗蒸しなど、だしの味を楽しむものに向いているとされていますが、私はこれで何でも作ります。

一番だしを取った後のかつお節と昆布を鍋に戻し入れて、新しい水を入れ、煮立たせて作る『二番だし』は、一番だしより濁りやすく、えぐみも少々出るので煮物やお味噌汁向きです。
でも二番だしまでわざわざ取るのは却って面倒ですよね。

今回ご紹介する『かつお昆布だし』(一番だし)をたっぷり取って、煮物にもお味噌汁にも自由に使ってくださいね。

材料:作りやすい分量

水…1L
昆布…10✕10cm(約10g)
かつお節…ひとつかみ(約10g)

昆布とかつおの重みは目安です。
あまりハードルを上げずに毎日楽しむことを優先して目分量でOKですよ。

かつお節は「削り節」や「花がつお」として売られている、大きめに削られたものを使います。

作り方(調理時間:20分/昆布を水に浸ける時間は除く)

1、昆布を水に浸ける

鍋に昆布と分量の水を入れて30分以上浸ける。
(一晩浸けてもOK。その場合は冷蔵庫に入れてください。)

これで昆布の旨味を水に出します。

汚れが気になれば、ペーパーでさっと拭き取ってください。
ただし、白っぽい粉のようなものは「マンニット」というグルタミン酸に並ぶ旨味成分です。
ゴシゴシ取らない方がいいです。

どうしても時間がないときは30分浸けなくてもOK。
10分でもいいし、全く浸けられなくても、天然だしを取ることの方がおすすめです。

昆布は水に浸けると大きくなります。

2、昆布だしは弱火にかける

昆布を水に浸けたまま弱火にかける。

昆布だしは沸騰させるとぬめりやえぐみが出てしまいます。
弱火でじっくり10分ほど加熱してください。

3、昆布を取り出す

沸騰直前になったら、昆布を取り出す。

鍋の底に小さな気泡が出て、湯気がふわ〜っと出るくらいが沸騰直前の目安です。

4、かつおだしは一度沸騰させたところに入れる

中〜強火にして一度沸騰させる。
火を止めて、かつお節を入れる。

かつおだしは昆布と反対で、ぬるいところに入れると臭みが出やすいです。一度沸騰させたところに入れて香りを立たせます。

5、再沸騰→弱火で煮出す

再び中〜強火にかけて沸騰させたら、弱火にして3分ほど煮出す。


お吸い物や茶碗蒸しなどに使いたいときはお好みで加熱時間を1分ほどにすると、あっさりと仕上がります。

6、濾す

ペーパーを敷いたざるで濾す。


ペーパーは水で濡らして絞ったものだと、より通りがよりよくなります。

だしがら(だしを取った後のかつおと昆布)の使い方

▪昆布…
・細切りにして、野菜と一緒にきんぴら
・細切りにして、きゅうりとポリ袋に入れて絡まるくらいのポン酢で漬ける

▪かつお節…
・水気を絞って、ゆで野菜としょうゆで和える
・水気を絞って、しょうゆ少々、ごま油、ごまと一緒に混ぜごはんに。しそや梅干しを入れても。

だしの取り方(かつお昆布だし)のポイント

・昆布とかつお節は水に対してそれぞれ1%の重さを目安に(1Lの水に各10g)

・昆布は水に浸けておく(30分〜)

・昆布は沸騰させない

・かつお節は沸騰させてから入れる

・ざるにペーパーを敷いて濾す

たっぷり取って冷蔵保存

冷蔵庫で3日ほどもちます。
ポットなどに入れて、どしどし使ってください。

最後まで記事をご覧いただきありがとうございます♡