『だしいなり寿司』の作り方(調理時間:30分)
だしがしっかりと効いた油揚げがおいしい、基本のいなり寿司の作り方です。
(※調理時間は油揚げを冷ます時間は除く)
味しみのためにも油揚げの下ごしらえはとっても大事。
基本のいなり寿司の作り方を、包み方までしっかり解説します。
そしてだしを効かせて甘辛く炊いた油揚げはもちろん、いなり寿司も冷蔵・冷凍保存が可能。
食べたいときに使えて便利です。
『だしいなり寿司』のポイント
これだけでだしがしっかりと効いた油揚げがおいしい、基本のいなり寿司の作りれます。
以下で作り方を詳しく説明しますね。
『だしいなり寿司』の材料:10個分
油揚げ…5枚
米…1合
白いりごま…大さじ1/2
A だし汁…200ml
A 砂糖・みりん…各小さじ8
A しょうゆ・酒…各大さじ2
B 酢…小さじ5
B 砂糖…小さじ2
B 塩…小さじ2/3
『だしいなり寿司』の作り方
1、油揚げの下ごしらえ
油揚げは横半分に切って、袋状にする。
中がくっついていたら、菜箸を油揚げの上に軽く押しながら転がして開く。
それでもくっついていたら指を入れて開く。
※破らないようにそっと気を付けて。
油揚げは寿司用のものではなく、普通の横長のものを使っています。
菜箸を転がすときは半分に切ってからが袋状になりやすいです。
鍋に1Lほどの湯を沸かし、油揚げを入れて5分ほど茹でて油抜きする。
浮いてくるようなら、お玉で時々押さえる。
(※お玉はあれば穴あきのものが便利です)
最近の油揚げは良質な油を使っていることがほとんどで油臭さは感じにくいですが、いなり寿司に使用する場合はこの油抜きは味しみがよくなるために必要です。
熱湯を回しかける方法もありますが、ここでは茹でてしっかり油抜きします。
ざるに取り、破かないようにやさしくお玉で押さえて湯をしっかりと絞る。
ここでちゃんと湯を切っておくことで、後の調味料が薄まりません。
ここでもお玉は穴開きのものがあると絞りやすいです。
いなり寿司では、味しみのためにも酢飯の詰めやすさのためにも、油揚げの下ごしらえが最も重要です。
2、油揚げを煮る
鍋にA【だし汁 200ml、砂糖・みりん 各小さじ8、しょうゆ・酒 各大さじ2】を入れて中火にかける。
ひと煮立ちしたら油揚げを広げて入れ、落し蓋をして弱火で15分ほど煮る。
煮汁が鍋底にうっすら残るくらいになったら火を止めて、鍋ごと冷ます。
先に調味料を鍋に合わせてから油揚げを入れます。
油揚げの上からひとつずつ調味料を入れるとその部分ばかりが吸い込み、味ムラができやすいからです。
煮ている間は時々様子を見て、落し蓋を剥がして1〜2度上下を返します。
3、寿司酢を合わせておく
ボウルにB【酢 小さじ5、砂糖 小さじ2、塩 小さじ2/3】を入れてよく混ぜて、おいておく。
4、酢飯を作る
米はよく研いでたっぷりの水で30分吸水し、水気をしっかり切って少し固めに炊いておく。(炊飯器なら目盛りの少し下のあたりの水加減)
ボウルかぬらした寿司桶に入れる。
作っておいた寿司酢をしゃもじに伝わせながら回し入れ、切り混ぜる。
寿司酢が行き渡ったら、上下を時々返してうちわで煽いで冷まし、白いりごまを加えてさっと混ぜる。
ごはんは炊き立てでないと、寿司酢がうまく染み込みません。
そして、寿司酢はムラなくかけるためにしゃもじ伝いに加えます。
また、うちわで煽ぐのは冷ますためだけでなく程よく水分を飛ばすため。
いきなり煽ぐと寿司酢が馴染みません。
混ぜているしゃもじが重く感じるまで、寿司酢がごはんに行き渡ってから煽ぎます。
5、包む
油揚げを両手で挟んで煮汁を軽く絞り、絞った煮汁は取っておく。
酢飯を10等分にして、あらかじめ軽く握っておく。
(油揚げの煮汁を手に付けながら握ると手につきにくい)
あらかじめ握っておくと格段に油揚げに詰めやすくなります。
油揚げに酢飯を入れて指で角まで詰める。
油揚げの切り口を一方ずつ内側に折り込む。
できあがり
保存について
■煮た油揚げは煮汁を絞らず、保存容器に入れて冷蔵3〜4日。冷凍1か月。
■いなり寿司も保存可。冷蔵は次の日まで。
冷凍の場合は保存袋に重ならないように入れて1か月。
いずれも電子レンジで温め、冷ましてから召し上がってください。
おすすめ「いなり寿司」と合わせるおかず
・あったかとろり『小松菜とえびの豆腐あんかけ』
えび、小松菜のあんと豆腐があったかくておいしい。
えびはむきえびでもOK!だしの香りが効いた優しい味わいです。
いなり寿司と合わせる献立に迷ったらご参考に。
詳しいレシピは画像をクリック
『だしいなり』まとめ
油揚げは茹でてしっかり油抜きする
酢飯のごはんは固めに炊く
煮汁は絞りすぎない
酢飯はあらかじめ軽く握ってから油揚げに詰める
Nadiaにもレシピを掲載中です
最後まで記事をご覧いただきありがとうございます♡
皆様の食卓がおいしく、安らぐ場所でありますように。