▪主食レシピ

炊飯器でも鍋炊きでも『赤飯』【#炊き方 #もち米 #おこわ #冷凍可 】

こんにちは。料理家の神田えり子です。
ちゃんと作れる家庭料理。
 
和食中心、野菜多めの地味ごはんを日々更新しています。
お家で食べるものは、なるべく体に優しく、飽きない味に。
作る人も負担にならない。
そんなおばんざいレシピを目指しています。

 

『赤飯』の作り方(調理時間:20分)

(調理時間は米の吸水時間・炊飯時間は除く)

お祝い事にかかせないお赤飯のレシピです。
もち米と小豆だけのシンプルなおいしさです。
鍋、炊飯器でのそれぞれの炊き方、小豆の煮方も解説します。

『赤飯』作り方のポイント

これだけで彩りよく、小豆の香りがおいしい赤飯ができます。

以下で作り方を詳しく説明しますね。

『赤飯』の材料:2人分

小豆…大さじ3(約40g)
もち米…2合
ごま塩…適量

※ごま塩の作り方はこちら

関東では割れにくい「ささげ」を、関西では小豆を使用することが多いです。
関東は武士文化から「腹が割れる」=「切腹」を意味して避けてきたのです。
味は小豆の方がいいかなと思います。
お好みの方で作ってください。

『赤飯』の作り方

1、もち米を吸水する

もち米は研いで1時間ほどたっぷりの水に浸けて吸水し、使う10分ほど前にはざるに上げて水気を切っておく。

芯のないように吸水します。
使う前にはしっかり水切りを。
固めに仕上げたい場合は短めに(30分ほど)。

2、小豆の下ごしらえ

小豆はさっと洗って鍋に入れ、かぶるくらいの水を入れる。
中火にかけてひと煮立ちしたら、弱めの中火にして3分ほど茹で、ざるに上げて茹で汁を捨てる。

「渋切り」と言って小豆のタンニン・サポニンなどの渋み成分やアクを取り除く作業です。

小豆を鍋に戻し入れて、水(500ml程度)を入れる。
中火にかけてひと煮立ちしたら、弱火にして15分ほど煮る。
途中、数回茹で汁をすくって鍋に戻し入れる。

鍋の中がコトコトと静かに煮立つ程度の火加減にします。
茹で汁はすくって落とすことで、空気に触れて色が鮮やかになります。

小豆を親指と人差し指で挟んで押さえ、なんとか潰れるくらいのかたさになったら煮上がり。

ひとつ食べてみても。食べれるけど少しかたいくらいに煮ます。

ざるとボウルに取って小豆と煮汁に分け、煮汁を冷ます。

汁でもち米を炊きます。
熱いまま使うと、米の芯が残りやすいのできちんと冷まします。

煮汁を冷ましている間、小豆が乾燥してシワが寄らないように濡らしたペーパーをかぶせておく。

3、炊く

【鍋炊きの場合】
鍋に水気を切ったもち米を入れ、小豆の煮汁を300mlはかって注ぎ入れる(足りなければ水を足す)。
米が平らになるようにし、上に小豆をのせる。

もち米の8割り程度の水分で炊きます。
今回はもち米2合(360ml)なので煮汁は300mlほどになります。

蓋をして強火にかけ、沸騰したら弱火にして10分炊く。
炊きあがったら、火を止めてそのまま15分ほど蒸らす。

切り混ぜて盛り付け、お好みでごま塩をかけて召し上がってください。

【炊飯器の場合】
鍋炊きと同様に炊飯器に米を入れて、小豆の煮汁をおこわモードの目盛りまで(または300ml計量して)入れる。
米が平らになるようにし、上に小豆をのせる。
おこわモード(または普通の炊飯モード)で炊く。

小豆を先に入れるとカサが上がって水分量が変わるので、煮汁を入れてから小豆を入れます。

できあがり

保存について

・冷蔵で3日ほど。

・冷凍で1か月ほど。
小分けにして冷凍しておくと便利です。

『赤飯』まとめ

小豆は一度茹でこぼして渋切りする

煮汁をすくって色よくする

小豆はなんとか指で潰れるくらいに煮る

冷ました煮汁で炊く

Nadiaにもレシピを掲載中です

お祝い事に!『赤飯』(炊飯器でも鍋炊きでも)

 

最後まで記事をご覧いただきありがとうございます♡

皆様の食卓がおいしく、安らぐ場所でありますように。

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