ほっこり和食『かぶとがんもどきの煮物』
かぶの旬は春、そして秋から冬(10〜12月)にかけての2回あります。
秋から冬のものは、実がしまっていて甘みがあるので、煮物にぴったり。
春のものは柔らかいので生食に向いています。
いずれにしても、煮ても、焼いても、生でもおいしいですよね。
実の部分はビタミンC、カリウム、消化酵素のジアスターゼも含まれているので、胃腸にも働きかけてくれるし、むくみ防止の効果も期待できます。
そして、葉は捨てないで!
葉はカロテン、ビタミンB1、B2、Cのほか、カルシウムなど、実の部分より栄養が豊富。
これまで捨てていた方も、ぜひ使ってみてください!
ごま油でさっと炒めてしょうゆを少し垂らすだけでもおいしいです。
お味噌汁の具にしても最高。
今日のレシピも、葉も一緒に煮ていただきます。
かぶとがんもどきと一緒に煮物にしました。
(関西ではがんもどきは「ひろうす」って言いますね)
だしが染みてほっこりおいしい。
ぜひお試しください。
『かぶとがんもどきの煮物』作り方のポイント
・がんもどきは熱湯をかけて油抜きする
・かぶは土の多い実と葉の間のつながった部分は捨てる
・だし汁で煮含める
これだけでだしの染みた『かぶとがんもどきの煮物』ができます。
下記の工程で詳しく説明しますね。
材料:2人分
がんもどき…4個(直径5〜6cmのもの)
かぶ…2〜3個(実の部分で計200〜300g)
かぶの葉…2個分
A だし汁…400ml
A 薄口しょうゆ・みりん・酒…各小さじ4
A 砂糖…小さじ2
薄口しょうゆがない場合は、濃口しょうゆ大さじ1弱+塩少々で代用してください。
作り方(調理時間:20分)
1、がんもどきに湯をかける
がんもどきは熱湯を回しかけ油抜きする。
がんもどきは厚揚げや油揚げと一緒で豆腐を加工して揚げたもの。
熱湯をかけて表面の油の除き、油臭さを除きます。
また、これで味染みもよくなります。
でも・・・面倒なときは、表面の油をペーパーで拭き取る程度でもOKです!
2、かぶの切り方(下ごしらえ)
かぶはひげ根があれば切り落とし、実と葉に分ける。
白い実の方に包丁を入れて、実と葉に切り分けます。
実と葉が繋がっていた部分は土が多いので、今回は捨てます。
葉はよく洗って4〜5cm長さに切る。
土がたくさんついていたらため水が取れやすいです。流水でもOK。
実は4〜6等分のくし形に切って、皮をむく。
先に皮をむくより、くし形に切ってからの方がむきやすいですが、やりやすい方でいいです。
これで下ごしらえは完了です!
3、調味液を入れて煮る
鍋にかぶの実、A【だし汁 400ml、薄口しょうゆ・みりん・酒 各小さじ4、砂糖 小さじ2】を入れる。
中火にかけてひと煮立ちしたら、がんもどきを加え、落し蓋をして弱めの中火で8分ほど煮る。
かぶは柔らかくなりやすく、またがんもどきも柔らかく味しみもいいので、だし汁や調味料は最初にすべて入れてから煮ます。
4、かぶの葉は最後にさっと煮る
かぶに透明感が出てたら落し蓋を取り、かぶの葉を加える。
30秒ほどさっと煮たら、火を止める。
かぶの葉はさっと煮て食感を残し、色よく仕上げます。
できあがり
『かぶとがんもどきの煮物』まとめ
・がんもどきは熱湯をかけて油抜きする
・かぶは、土の多い実と葉の間のつながった部分は捨てる
・だし汁で煮含める
・薄口しょうゆがない場合は、濃口しょうゆ大さじ1弱+塩少々で代用可
・日持ち・・・冷蔵庫で3日ほど
Nadiaにもレシピを掲載中です
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皆様の食卓がおいしく、安らぐ場所でありますように。